ある女性研究者の日記 :A Journal of a Female Researcher

sunnily.exblog.jp

大学教員は「総合職」と痛感する、遅咲きの文系研究者です.静謐な環境が欲しいと思う今日この頃。。。

朝からずっと..

さわやかな梅雨前のお天気も今日で終わりだというのに...

貴重な研究日というのに...


朝からずっと教材作りに追われています.ハイ,教員の仕事.でも,年に数回割り当てられるこの仕事,嫌いじゃないけど,気持ちはあせります.今週はこれで埋もれそう...

ニュースソースで一番すきなのはBBCのサイト.お金も人材も惜しみなく使っているという感じ.それに比べてわが国の公共放送のサイトは教材使用なんて観点がまったく欠けている.使えないよー.

というわけで,まだまだネットサーフは続きます.(続く)
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# by redsunflower | 2006-06-08 10:32 | 教育 | Trackback | Comments(0)

研究外仕事

今週はミーティングや教材作成やらいろいろで研究外仕事におわれている.教育者たるもの,教育に時間を費やすのは当然の職務だが,日頃研究と教育のバランスをぎりぎりの線で保っている私にとり,厳しいことだ.

しかし,これも仕事.目の前にいる人間相手の仕事につく限り,手抜きは許されない.

やるっきゃないでしょー,と自ら叱咤激励する.

以前,父親が倒れて看病と学業を両立させた学生のことを書いた.

http://sunnily.exblog.jp/m2006-05-01#2281884
 

先日ばったり彼女と会った.元気に学生生活を送っていて,お父さんも仕事に復帰されたらしい.うれしいニュースだ.これがあるから教職はやめられない.
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# by redsunflower | 2006-06-06 19:11 | 教育 | Trackback | Comments(0)

The Last Day

学会へ行く時は,移動中の仕事を考えて,電車でも指定席をとるようにしている.

昨日もそうした.しかし,学会は観光地に所在する某大学であり,休日の朝,観光地向けの電車には当然ながらテンションの高い観光客がたくさん...

隣の座席に座ったおじさんは,席に着くなり缶チューハイをしゅっと空け(まだ,朝8じだよ,と心の中で突っ込みを入れる私),うしろからはおばさんたちの大きな話し声とともにするめのにおいが...

仕事はまったくはかどらず.

あきらめて,ボーっとしていると,

「するめのおばさんたち」の話が耳に入ってきた.どうやらどちらもご主人に先立たれた方たちらしい.話はご主人が他界された時の様子に変わっていった.そのお話を聞くともなしに聞いてしまった.

「うちはあっという間だった.前の日は普通に生活してて,お父さん(ご主人のことらしい)も晩酌もし,風呂も入り新聞読んだりしてた.ただ,手がとても冷たくてね.「お父さん,死人みたいね」と冗談言ってたの.10時ごろお父さんは寝室へいって,私もいいTVもないし,10時半ごろもう寝るつもりで部屋に行ったの.しばらくして,さあ,眠ろうと思ったらお父さんが「胸が痛い」と言い出して...救急車呼ぼうかと聞いたらいやだというし.仕方ないからお隣さんに頼んでかかりつけの○○病院へ連れてもらったの.その時は,自分で歩いていたし,病院も3階まで自分で上がっていったし.診てくれたお医者さんは「何ともないから,帰っていい」といってくれたのよ.

そしたらね,お父さんがいつになく,家に帰るのは嫌だ,病院へ入院するって言い張って.結局お父さんひとり病室へ残して,私も近所の人にあまり待ってもらうのも悪いと思って,「じゃ,おとうさん,明日また来るわね」と言って帰ったの.でもね,その時,お父さんなんか私の方をじっと見ててね.でも,私もお医者さんが帰っていいといったくらいだから,あんまり深く考えずに帰宅したのよ.

家へ着いたら夜12時すぎで,それから寝てちょっとうとうとしていたら,電話が鳴って...病院からだった.「急変しました」って.

あとで聞いたら,お父さんはトイレで倒れてたって.夜中のことだから利用者もあまりいないから,患者さんがトイレを使用しにきて,見つけてくれたらしいの.その時はもう息絶えてたって....昼間だったら倒れても,誰かすぐ見つけてくれただろうに.......

お父さんがどんな気持ちで死んだのかと思うとたまらなくて.でもね,もしね,お父さんが長いこと寝付くようになっていたら,私も介護の疲れとかできつくあたってしまっていたかもしれない.そう考えると,あっという間に,あちらへ逝ってしまったのは私に対する思いやりだったのかもしれない,いやそうだった,と最近ようやく思えるようになった....」

そして,電車は目的地へと到着.
結局,おばさんのお顔は見なかったが,人生さまざま,年を重ねていけば,さまざまな形で別れを経験するとしみじみ思った.特に夫が年上であれば,平均寿命を考えると妻がこういう経験をすることは確率が高いことは肝に銘じておく必要があろう.

The Last day. いつか必ず来る日を後悔しないためにも,毎日を精一杯生きたいと改めて願った.
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# by redsunflower | 2006-06-04 19:17 | プライベート | Trackback | Comments(0)

”江口吾朗 (発生生物学者、元熊本大学学長)

「世に“者”の付く職業が三種ある。
医者と学者と芸者だ。

この三者は、お座敷が掛からねば一人前ではありません。
お座敷が掛かったら、たとえ悪条件でも出向き、必ず新しい仕事を手掛けなさい」 ”



http://sunnily.exblog.jp/m2006-04-01#1587375

と書いた.

「お座敷」がかかった.
某教育財団から発表依頼がきた.研究というより実践教育に関する発表依頼である.

専任でもない私に?と思ったが,ありがたくお受けすることにした.自分の教育実践を誰かに伝える場をいただけるのは,嬉しいことだ.「どう伝えるか」は思案するところだが,工夫してみよう.

その直後に,西日本横断の学会3連続(死のロード?)があるけど,乗り切ればまた違う景色が見えるかもしれない.

この夏はBig Waveにチャレンジ!
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# by redsunflower | 2006-06-02 21:20 | 研究 | Trackback | Comments(0)

5月決算

4月に引き続き月末決算日.評価★★★★☆

ちょっと体力的に厳しかった時もあったが,何とか乗り越えた.「ポートフォリオ効果」というのだろうか.職場で多少のことがあっても,別の軸足を持つことで,気持ちがずいぶん救われるようになった.

2つの学会では懇親会も出て,少しずつ知り合いの先生も増えてきた.これがすぐ職につながるとは思えないが,ネットワークを広げることは将来への投資だと考えている.それに,私の研究に少しでも興味を抱いてくだされば,やはり単純にうれしいものね.

反省は,もう少し論文改訂に時間を費やしたかったこと.先行研究をもっと読みたかったことだ.

これらを踏まえて,さあ,6月は海外メジャーシャーナルへ向けて,勝負するぞ.
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# by redsunflower | 2006-05-31 19:31 | Trackback | Comments(0)

教室内禁句

私は教室内で使用しないようにしている言い回しがあります.

×「日本人は..」.
「?」と思われるかもしれないが,よく本のタイトルになっている「日本人学習者...)」は原則使用しない.教室にいる学生は日本で生まれ育っていても必ずしも日本人とは限らないからだ.在日の学生もいるし,名前が日本風だからだといって,すべて日本人とは限らないこともある.日本語母語話者,あるいは日本語を普段日常語としている人は,と言い換える.

些細なことだが,語学教員として言葉は政治的に正しくありたいと思う.

×「そんなことでは落ちるよ」(学習態度不良の学生に)
「私がお願いしてこの授業をとってもらっているのではなく,あなたの意思で,授業を選択していると理解しています.この授業より人生で大事がことがあるなら,いつでも教室から離れてください.あなたの人生ですから私はあなたの決定を尊重します」
*これは,聞こえようによってはずいぶんきついかも.これを言う時は,落ち着いてゆっくりと英語で言うことが多いです.第二言語で言われる方が学生もすんなり理解できるみたい.

続編はまた後日に.
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# by redsunflower | 2006-05-31 19:22 | 教育 | Trackback | Comments(0)
私のブログには,相容れなさそうなタイトルだが,実は私の研究と一部重なる点があるのでとりあげます.

文献を探していておもしろいものを見つけた.

NASAのパイロットを評価するraterのトレーニングについて述べたもの.



軍用機のパイロットのパフォーマンスを公正に評価するには,どのような点に考慮すべきなのか,果たしてraterトレーニングは有効なのかどうか,等々.

日本のSDFでも,こんなことやっているのかしら?

まさか年功序列や階級で何となく評価している..なんてことはないでしょうね.

いまさらながら,学問と実践が一体化され,それをdocumentationしていく文化に驚かされます.

そういえば,去年国際学会に,NATOの軍人さんが来てました.興味津々で質問すると,NATOは多言語を使用するため,言語習得は重要な課題なんだと教えてくれました.

「ほーー」とカルチャーショックを受けましたよ.

ちなみに論文は次で読むことが出来ます.
http://www.air.org/publications/pubs_workforce_team.aspx


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# by redsunflower | 2006-05-30 17:17 | 研究 | Trackback | Comments(0)

国際学会留意編1

学会に行くデメリットと言うより,心構え編.

「行って損はなし」とは言うけど,体はひとつしかないわけで,シーズンともなれば毎週のように学会があるので,上手に取捨選択しないと得るものよりも失うものの方が多くなってしまうかも.

特に国際学会の場合.ひとりで海外(北米圏)に行く際の留意点を.

特に恵まれている人でもない限り,旅行会社の学会ツアーで行く人はいないだろう(コストがかかりすぎて普通は行けないだろう)自分で航空券とホテルと予約していく人がほどんどのはず.特にハイシーズンの学会は早めに準備するにこしたことなし.

一人旅で長旅になるからと言って,あまりにもカジュアルな服装は避けたほうが無難.いくら学会のinvitationを持っていても,「それなりの」服装をしていなければかえって怪しまれる可能性大.イラン戦争勃発直後にワシントンDCであった学会に参加した際,オーストラリアから来たある女性研究者はラガーシャツを着ていたため,不審に思われ入管で1時間もみっちり取調べを受けたそうだ.入管いわく,「疑われる方が悪い!」だったそうな.

無駄な時間を費やさないために,invitationは必ず貴重品と一緒に,持ちましょう!場所によっては同時期に2,3の学会が開かれることもあるので,学会名はフルネームで応えられるように機内で練習しておきましょう.

どうしても「若くてバックパック背負っている男性」への検査は厳しくなりがち.にこやかに愛想よくふるまうべし.逆らってもいいことなし.

時差ぼけ...これに対する有効な手段は私も知りたいです.誰か秘策を教えてください.
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# by redsunflower | 2006-05-29 21:17 | 研究 | Trackback | Comments(2)

学会のメリット

最近は,春の学会ピークである.

「学会へ行こう」と母校でプレゼンを頼まれるたびに繰り返している.

学会に行くメリットは何か?

発表する場合
1.abstarctを出す際に,研究材料を絞り込む.あるいはそのために事前に研究をスタートさせる
2.プレゼン準備のためデータ分析をとにかく進める.
3.資料をあつめ参考資料を整理する.
4.予稿のために,論文作成のスタートをきることができる
5.発表の際の質疑応答で,考察が深まる
6.発表後,論文作成への道筋がつく

他のプレゼンを聞く場合
1.同種テーマの場合,当然ながら参考になる
2.類似テーマの場合,自分の研究で知らない領域のことを知ることができる
3.ハンドアウトの参考文献が,文献検索のヒントになる
4.(箸にも棒にもかからない研究の場合)「へえー」とそれはそれで勉強.
でも,ひとつの学会で必ずひとつや二つ収穫は絶対ある.新しい出会いだったり,研究テーマのヒント,あるいは知的刺激などいろいろ.

最後に,学会の前後はまとまって移動する時間があるので,絶好の文献読破のチャンス.この副産物の恩恵も忘れてはいけない.
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# by redsunflower | 2006-05-28 18:50 | 研究 | Trackback | Comments(1)

プレゼン自己採点「可」

今日の学会でのプレゼンは,自己採点では「可」.大いに反省する.

英語でのプレゼンの場合いつもは事前に自分で通しのリハをするのだが,今回は直前までスライドの手直しをしていて,通しではできなかった.

原稿をつくらず,聞き手の反応を見ながら発表するのが私のスタイルだが,やはり通しリハはしておくべきだった.忙しいという言い訳はなし.私の戦略的ミスだ.発表自体は「興味深い」といっていただいたが,よいプレゼンをするのは研究発表者の義務と考えればパフォーマンスにも辛口にならざるを得ない.

初心にかえって,次回から肝に銘じよう.

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# by redsunflower | 2006-05-27 23:02 | 研究 | Trackback | Comments(0)