国会女子の忖度日記 議員秘書は、今日もイバラの道をゆく(神澤志万著、徳間書店、2017)
世間では某事務次官のセクハラ疑惑(私はあの発言はアウトだと思うが、ご本人が否定され、まだ決着がついていないので一応疑惑とここには書いておきます)、それに対応する大臣、国会議員、官僚のまずさが話題になっている。
一般の会社であれば、副社長に仮にセクハラ疑惑があった場合、副社長の部下が「調査し」、社長が会社の顧問弁護士まで、訴えれば認めてあげようと副社長をかばう姿勢を見せ、また「(セクハラを受けた女子がそのように弁護士に訴えるのはそれほど苦痛なんでしょうか?」と重役が言ったとすれば、すごい事態になるだろう。 しかし、今回おエライ先生たちはあまりピンときてないらしい。なぜか、自分たちが働いている職場(国会)にはセクハラ、パワハラが蔓延しているからとこの本を読めば納得できる。 本著の作者は現役国会議員政策秘書、よってペンネームによる執筆だ。そこには、国の最高機関である国会はセクハラ、パワハラが渦巻いているブラック機関であることが生々しく書かれている。いや、文体は軽く明るいのだが、中身はすさまじい。かの「この〇ゲ、云々]と秘書を殴った例が別に特別でないことがわかる。いやはや、これに匹敵する職場はそうそうないだろう。 「働き方改革」まずは国会で必要だ。
by redsunflower
| 2018-04-24 13:10
| 読書録
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