「あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの」菅信子 幻冬舎新書
やっとデータチェック第一陣が終わった。
これからようやくデータを分析して、そして学会のアブストラクト作成が始めることができる。 (その後、別のデータチェックが待っている。やれやれ。。こちらの方が量が多くておそらくもっと大変になりそう) さて、最近読んだ本から。 「あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの」菅信子 幻冬舎新書 菅元首相の奥様が著者。発行日からまだ首相になって間もない頃に出版されたようだ。 不本意な取材を受けてゆがんだ情報が伝わるよりも、自分の言葉で伝えられることは伝えたいから書いた、とある。 菅元首相は、原発事故の対応について大変ネガティブな評価がマスコミでは伝えられたが、少なくとも著者の書く首相は普通の市民運動家が国会議員になり、首相になっただけで、人柄としては好印象のもてる感じだ。もちろん、奥様=著者である色眼鏡もあるだろうけど。「イラ菅」というのは事実のようだが、マスコミであそこまで否定される政治家だったのかという気がする。官邸にすら、情報が入らないあの状況で、どれだけの人が評価に値する行動がとれるだろう、と思ったりもする。 本書では、おふたりの子ども二人が不登校になったこと、サミットへ持参するお土産を外務省の推奨リストにある、「ありきたりの日本グッズ」ではなく、作者の友人ネットワークの手を借りて見つけた漆塗りのUSBにしたこと、ホスト国の夫人のネコ好きの情報を得て、猫の描かれた着物を着たことなどもエピソードが紹介されている。 また、官邸への引っ越しもリフォームの提案を受けたが、「今、住んでいる賃貸のマンション」より広くてきれいだからということで、さっさと移り住んだなど、好感がもてる。 作者が本文で「日本のメディアの政治部の記者はキャリアが浅く(入社数年目が主流)、政治家や政治を本質的に勉強し、とらえきれていないのではないか」という指摘は、鋭い(経済の記者はよく勉強している、とあるが)
by redsunflower
| 2014-01-22 11:41
| 読書録
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