女性の生き方1

そもそもブログ作成の大きな目標のひとつに,研究外の私の読書記録を残しておきたいことであった.

今は亡きジャーナリスト千葉敦子さんの「ななめ読み日記」はとても有名だが,本を読んだ上での雑感を残すことは,もしかして間接的に私の人生を理解してもらえるかもしれない.

ブログを始めて1ヶ月以上過ぎたが,初の本の紹介.

「運命に従う」小川亜矢子 幻冬社

著者はバレエに魅せられ,日本人として始めて英国ロイヤルバレエスクールに入学した.彼女の華やかな私生活(欧米での上流階級での暮らし,男性関係など)も興味深いが,60年代半ばに海外バレエ生活にピリオドをうち,帰国したのち日本のバレエ界の問題を「徒弟制度がのこり,バレエ界の進展を妨げている」と鋭く指摘している点が興味深い.ちなみに篠原涼子(女優)と結婚した市村正親氏も彼女に指導を受けたひとりらしい.現在では当たり前の,舞台役者がクラシックバレエの基礎を習得するということを広めたのも彼女の貢献が大きい.

私は,女性が努力で生き抜いていく話が好きである.必然的に,本もそういう類のものはなるべく読むようにしている.(だから,チャングムの誓いにもはまっているのかも)
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# by redsunflower | 2006-03-23 07:31 | 読書録 | Trackback | Comments(0)

研究外日誌

研究者と言えども人間(あたりまえ!)で社会や家庭のしがらみもある.

家族,親戚,兄弟,友人...

研究以外の出来事に時間を費やす日々もいろいろある.

一番大きな要因は配偶者(あるいは同居人?)だろう.

うちの夫は民間企業勤務なので,当然彼の勤務は民間企業の論理で動いている.

これは,「すごい!」の一言に尽きる.まだ,比較的労働組合も機能している会社の部類に入るそうだが,利益を追求するという民間会社の意識は大学だの研究者だの意識とは雲泥の差だ.

経営難の大学とかいろいろ報じられているが,やはり大学は教育(少なくとも,社会に放り出されても生きていける力を身につけさせることを私は教育と定義してるが)を提供し,お金をいただいている,という決意がまだ希薄なのではないだろうか?ビジネス界から大学の経営陣にせっかく招聘されても,抵抗にあって改革が頓挫した例は時々耳にする.もったいない話だ.

うちの夫に言わせると,それでも大企業にはそれなりの非効率が多々あり,それはそれで改善すべき点は少なくないらしい.一番すごいところは,ではどこか?

(できる)中小企業の社長.決断はやし,能率よし,熱意あふれるバイタリティーと工夫.今日実績を伸ばさないと明日は会社がつぶれるかもしれないという危機感がそうさせているのだろう.

研究もこのくらいの姿勢で臨まなくては...
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# by redsunflower | 2006-03-22 10:23 | Trackback | Comments(0)

公開講演会にて

先日某大学の公開講演会に行ってきた.講演者はイギリスの研究者.数年前に彼の論文を読み,とても興味を持った.2時間半以上かけてようやく大学にたどりつくと会場はほぼ満席.一番後ろの補助席があいていたので着席する.

しばらくして,隣の席も埋まった.ふと見てみると,小さな就学前の女の子を連れておられる.ちょっと不安がよぎったが,それでも講演が始まるのを心待ちにしていた.

さて,講演スタート.

不安的中.女の子は隣のお母さんにいろいろ話しかける.小さい声でお絵かきごっこかメモゲームかなにか親子でやりながらお母さんは一生懸命講演に耳を傾けていらっしゃるのだが,その度にこちらの思考は妨げられる.私だけでなく,まわりの聴衆もちらほら何度も視線を投げかけられているが,お母さんはそれに気づかない様子.お母さん自身も時には子供に「うるさいな,静かにしなさい」とか言っておられるが小さな子供に英語の講演会場で聞き分けよと言うのがそもそも無理だろう.ついに,お菓子の袋を「バリバリ...」とし始めた.

「@:;・#%¥:*+...」私の頭の中では思考回路が中断させられ,いろいろな思いが頭をめぐる.

「静かに,っていおうか?」
「いやいや,こちらは大人,我慢,我慢」
「でも,私は今日このために2時間半かけてきてるのよ」
「だから,日本は子供づれて学べないっていわれるのよ」

でも,子供の興味のなさはおさまるどころはますますエスカレートする様子.(そりゃそうだ,子供にとっては3時間も静かに座らせられるのはいい迷惑だと思う)ついに,後ろのブライドをガチャガチャいわせはじめたところで,

「もう少し静かにしていただけません?」

考えるより前に,声が出てしまった.

結論から言うと,結局親子は最後まで講演に残られ,女の子は10分ほど静かになっただけで,相変わらず,周囲に迷惑をかけ,最後はすねて,お母さんに抱っこしてもらい,私の方をにらんでおりました.お母さんはまわりに迷惑をかけたと言う認識は最後までなかったようでした.

後味の悪さだけが残りました.

以前学会で,お子さん連れできておられた方にお会いしました.小学校低学年くらいで,今回の就学前の子供とは比較できないですが,本を10冊くらい持ってきていて,最後まで飽きないように工夫されていました.

子供づれが悪いって言っているのではないのです.ただ,まわりに迷惑になるかどうか,判断してほしいですね.お菓子を与えて「ビリリ..」とか「話しかけてあやすとか」,周囲に迷惑をかけてしまう方法では,時と場を選んでほしいですね.

若手研究者は育児で研究を継続しづらい環境にあるのは事実です.でも,それはそれ,これはこれ,小さな子供をつれて何をしても周囲は好意的であるというのは思い込みでしょう.
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# by redsunflower | 2006-03-20 07:50 | Trackback | Comments(0)

サンセット

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あまりの夕日の美しさに思わずシャッターを切る.

時には時間を忘れることも大切.
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# by redsunflower | 2006-03-16 08:43 | Trackback | Comments(0)

巣立ち

卒業式のシーズン.

専任でない教員は基本的に大学の卒業式に出席することはないが,学生にとっては専任.非専任に区別はつかない.「先生,卒業式にきてね」という学生に時々出会う.

私は女子大で教えているので卒業式は華やかだ.振袖,袴,ドレス,チャイナドレス.中には,いろいろな国の民族ドレスを着る学生もいる.


「先生,ありがとうございました」と言われると,「私は本当にありがとうと言われるだけの教育をしてきたのか」と自省する.でも,少なくとも彼女たちが大いに成長したことは事実だ.第一,自分が学部生の際は,教官に対しお礼を述べたかどうかすらあやしい.

人を育てる教育は,本当に難しい.正解はないし,単に単位を与えてハイ,終わり,という接し方だけはしたくない.たとえ,何十人にひとりであっても,私のクラスで何かを感じ取ってもらえたら
と切に願う.

巣立ちの季節を迎えて,少し感傷的な一日でした.
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# by redsunflower | 2006-03-15 21:44 | Trackback | Comments(0)

ご無沙汰.

気がつくと前回投稿から3週間.

何もしなかったわけではないが,時は過ぎ去る.

2度ほど,ブログを更新しようとしたが運悪く,途中で消去してしまった.

実はPCを2月に買い換えたのだ.今度はデスクトップ.性能はいいのだが,手の小さい私にはノートPCのキーボードのほうがありがたかったと思う.なれないせいか,まだ打ち間違えが多い.これでも新PCについていたキーボードはあきらめ(何しろ某米メーカーのせい,マウスもキーボードも大きすぎ),古いPCのキーボードを使用している

新しいものの不自由さよ.

しかし,PCはSOHO研究者の必需品ゆえ,妥協はできない.やっと,何とか体裁がととのえた.
仕事はこれで,はかどるはず!?
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# by redsunflower | 2006-03-14 15:01 | Trackback | Comments(2)

SOHO研究者の味方 シュレッダー

個人情報保護法施行後、学生の情報の管理には細心の注意が求められる。特に成績に関するものは廃棄処分の際には十分留意する必要がある。

しかし、大学に研究室がなく、私物をおくスペースも貸与されない非常勤講師のほとんどは自宅に持ち帰り、仕事(採点、成績付け)を行う(注意:民間企業のコンプライアンスでは、守秘義務の伴う仕事を私宅で行うこと自体が問題とされ、やむを得ず行う際は上長の確認がいるそうであるが)。

成績を出した後の資料については「各自、個人情報保護に留意しつつ、適切な処分をお願いする」と大学から一任されることも多い。

まさか、ごみにに出すわけにもいかず(大量の答案用紙、一学期ごとに優に300枚は超える)
こまっていたが、一念発起してシュレッダーを購入した。

これが、大正解。

昔数千円で購入したシュレッダーはお遊び程度のもので、とても数百枚単位の答案用紙を処分できなかったが、今回のものは、一度にA415枚クロスカットできる。

「ズズズ。。。ビリビリ。。。」ついでに私のストレスも裁断してくれそうな勢いだ。

やや大きいのは仕方ない(自販機横のカン専用のゴミ箱くらい)だろう。

大量にかかえていた過去の答案がすっきり片付き、大満足。

しかし、ご近所さんはクロスカットされた大きなごみ袋2つ(注:自治体指定は透明のゴミ袋である)を見てきっと「???」だっただろうな(笑)。
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# by redsunflower | 2006-02-23 08:52 | Trackback | Comments(0)

体力づくりは知力アップ

研究者って一日中机に座っていることが多い。それでも大学で授業があるときは、通勤や教室で歩き回るので何とか最低限の運動は確保している。

問題は、長期休暇中だ。

ほぼ、1日10時間以上机に向かっている。一度、歩数計で測ってみた。なんと600歩少し。

「わああ、動物園のライオンだってもっと歩いているに違いない。」(心の声!)


ジムにかようことも考えたが思い出した。二十代の頃、家の前がスポーツジムだったけど、結局、会員になったものの一年で「3回」しか利用しなかったことを。。。

私はどうやらジム向きではないらしい。それで、いろいろ考えた末、エアロバイクを購入した。これなら好きな時に好きなだけ最低限の運動はできる。しかも、読書しながらこげる。30分も走れば、少しはまとまった本も読める。雑読もあるが、時には研究関係の本もマーカーでチェックしながら読む。

このエアロバイク健康法を教えてもらったのはアメリカ人の女性研究者から。もう、お孫さんもいらっしゃるけど、エネルギッシュな先生だ。

体力は研究の礎、と肝に銘じている。
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# by redsunflower | 2006-02-18 15:38 | Trackback | Comments(2)

大学の語学授業

多くの理系のポストドクのかたと異なり、語学系のポストドク(あるいは修卒でも)仕事さえ選ばなければ教える仕事はたくさんある。この国では、大学の語学教育のかなりの部分を専任ではない非常勤が担当しているからだ。専任20人程度に対して、非常勤数百人という例も決して誇張ではないと聞く。

非常勤はある程度コマ数をもたないと、生活できないから、複数校をかけもち、週に10コマ以上授業を担当することもざらだ。当然そういう環境下では、自分の専門を授業で教えられることはまれである。

場所が「大学」だけで、授業は「語学学校」並みの例も多い。

もちろん語学習得は学習者の努力なしではありえないけど、本当にこれでいいのですか、と問いたい。
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# by redsunflower | 2006-02-17 07:56 | Trackback | Comments(0)

続博士号考

さきほどの知り合いの方の件、よくよく考えてみれば彼女はちゃんと公募で受かっているということではないか。大学の公募が実は「お決まりレース」だという話はいやというほど聞くが、公募で採用されたという例は(私の分野では)私はほんの数人しか知らない。少なくとも、公募で採用を決める大学があるとわかっただけでも救われる。。。

年齢は年齢。
研究は研究。

前向きに行こう!

でも、人間だからへこむときもある。そんなしるしとして、さっきのログものこしておきます。
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# by redsunflower | 2006-02-16 18:16 | 公募 | Trackback | Comments(0)