臥薪賞胆

大学という職場がそのアカデミックなイメージとは裏腹に、負の部分があることは文系理系を問わず、内部事情に少し詳しいものであれば誰でも知るところであろう。

先日もある有名な女性研究者の方が、大学での研究への無理解を話されていた。海外のメジャージャーナルでもどんどんpublishされ続けている方で、この分野では、海外で最もよく知られた日本人研究者だ。そんな彼女も大学では必ずしも業績と評価が一致しないらしい。

彼女の素晴らしいところは、そのマイナスの環境で、それを研究活動へのエネルギーに変えているところだ。普通なら、ストレスに負けてしまうところなのに。

今年度の私の目標はストレスを上手に生産性に生かすこと。

今の職場は、昨年公募があり、私はそれに見事撃沈した。昨日新年度初のMGでは、「まだ、いたの?」的な反応を示す人もいた。公募の件は、大学側は私より優秀な人がいたから採用した、と自分なりに結果を受け止めたが、大学の一部に冷ややかな反応が長引くのは、やはりストレスになる。(そりゃー、落とした方にすれば、やりにくのかもしれませんがね)

ただ、私は自分の授業と研究に対しては大学内で誰にもひけをとらないレベルを保っている自信があるし、給料に見合う仕事はきっちりしている。(仮に大学が認めなくてもね)

今年一年、「公募に落とされて、冷遇されても結局良かった。お陰で生産性が高まった。(神様、感謝!)」と言えるようになりたいと心から思う。redsunflower版臥薪賞胆だ。
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# by redsunflower | 2006-04-02 20:36 | 公募 | Trackback | Comments(0)

新年度始まる

2006年度スタート!(よって、看板を少し模様替え)

新しい年度だ。相変わらず環境は同じ。立場も一年契約の講師で同じ。非常勤のコマ数を3→2に減らした。論文作成のため 体調管理も大事だ。3コマのままでは翌日に疲れを持ち越してしまう。まわりの雑音に負けず、生産性をあげるぞおおおお!

4月目標:
1.論文最終稿送付 済
2(共著)論文送付
3.英語論文送付 済
4.abstract(J学会)送付 済
5.プレゼン:母校でmasterの学生向けに1つ
6.クラスルームリサーチ準備 済

これだけできれば、GWは自分にご褒美をあげることにしよっと。
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# by redsunflower | 2006-04-01 21:01 | 研究 | Trackback | Comments(0)

Thank-you mail

今朝、学生から一通のメールが来てた。

2月ごろ来年度のコース選択で相談のメールがきていて、そのアドバイスに対するthank-you mailだ。ちょっと間があいたが、しばらく自宅に戻っていてPCが使えなかったので、遅くなりました、と書いてあった。

やっぱり、うれしい。。。

もちろん学生の中には、thank-you mailを返さない者もいるし(実社会だって、いっぱいいますよね。そういう人たち)、別にお礼を言われたくてメールに返信しているわけじゃないけど、いただいたらやはり嬉しい。

何かしてもらったことに対してお礼がきっちり言えるのは、そのしてくれた人が

「どのくらい自分のために貴重な時間割いてくれたのか」認識できるからだろう。

自分が学部生のときは、決してそんなことは思いつかなかったからえらそうなことは言えないけど。。。。
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# by redsunflower | 2006-03-31 13:34 | 教育 | Trackback | Comments(0)

シラバス作成中

3月ももう終わり。。。

ということは来月、つまり新学期がすぐ始まるということだ。

よくよく考えてみたら、一番早いクラスは来週金曜日スタートだ。

当然ながら授業計画を立てねば、と今日は論文作業中断して、朝からパソコンに向かう。

非常勤で週1日他大学で教えるこのクラスは、すでにウエブシラバスは公開してある(なんと、昨年12月までに提出させられたもの)。でも、やはり授業の初日にはもっと「バシッと」学生に示すためにはさらに詳しいシラバスを作成する必要がある。

毎年、せっかく学生にシラバスを渡しても「先生、いつ試験あるんですかああ~」と聞いてくる学生のいかに多いことか。むっとするのをこらえてにこやかに「シラバスに書いてあります」と応える私。

それにこりて今年は映像型シラバスにしようと思う。つまりpowerpointを使用するつもり。

さて、うまくいくかどうか?
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# by redsunflower | 2006-03-30 11:28 | 教育 | Trackback | Comments(0)

現在改訂中

長い間査読に回っていた論文がやっと先週戻ってきた。(投稿からほぼ3ヶ月以上たつ)

結果は「採用」。しかし、若干の改訂もある。

なのに、最終稿はcamera-readyの状態にして、3週間後に必着で出さなくてはならない。

それから、もう大変。もう一度データを洗い直し、何度も統計分析をやりなおす。食事も思いっきり手抜き!(毎度ご迷惑をおかけします。同居人さん)おかげで、体重が減った。「仕事ダイエット」とひそかに呼んでいる。

今日、ようやく改訂のめどが立った。あとは、推敲と清書印刷。これがまた、神経をすり減らす仕事で超苦手。私は、印刷屋さんでは絶対働けないな。

でも、文句を言わずにがんばる。

新学期はすぐそこだ(トホ)。
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# by redsunflower | 2006-03-29 16:17 | Trackback | Comments(1)

PC upgrade

2月に買ったPCは性能は大変満足しているのだが、ノートPCに慣れている私にはやはりデスクトップのキーボードは使いづらい。

アメリカ製のPCにもともとついていた「誰が使うの?この巨大なキーボードは!」と思うキーボードはとうにお蔵入りさせ、古いWindows95についていたキーボードを使っていたが、それでも腕が痛く、しびれたりしていた。(腱鞘炎!?)

そこで、何かいい方法はないかと探していたところ見つけました。

デスクトップに使えるノートパソコンそっくりのキーボードを!つまり、ノートPCのキーボード部分のみ売られている感じ。

即、注文。昨日注文して、今、もう手元にあります。(これもそれで打っている)オンラインショップさまさまです。

GOOOOOD! 手の負担が全然違う。指もつらない。嬉しいな。めぐり合うべき恋人に出会った感じ。

これで、ほんとに仕事が捗ることを願います。
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# by redsunflower | 2006-03-28 10:49 | Trackback | Comments(0)

研究者の週末

怒涛の週末を送ってました.

時系列で書きますと,

24日(金)
午前:母校にて友人のdefense(博士号口頭試問)見学
午後:某大学にて研究会研究発表

25日(土)
午前:セミナーの予習
午後:母校のセミナー(世界的に有名な研究者のセミナー,逃すわけにはいかない)
夜:同上
終了夜9時

(母校近くのホテルにて一泊 丸いホテルで有名)
2200-0200
査読がもどってきた論文の分析と明日のセミナーの予習

26日(日)

0600-0900
セミナー予習

1000-1700
セミナー続き

20:00 帰宅

ひさしぶりにドクターコースのころに戻ったように勉強しました.疲れたけど,心地よい疲労感でした.
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# by redsunflower | 2006-03-27 15:35 | 研究 | Trackback | Comments(0)

女性の生き方1

そもそもブログ作成の大きな目標のひとつに,研究外の私の読書記録を残しておきたいことであった.

今は亡きジャーナリスト千葉敦子さんの「ななめ読み日記」はとても有名だが,本を読んだ上での雑感を残すことは,もしかして間接的に私の人生を理解してもらえるかもしれない.

ブログを始めて1ヶ月以上過ぎたが,初の本の紹介.

「運命に従う」小川亜矢子 幻冬社

著者はバレエに魅せられ,日本人として始めて英国ロイヤルバレエスクールに入学した.彼女の華やかな私生活(欧米での上流階級での暮らし,男性関係など)も興味深いが,60年代半ばに海外バレエ生活にピリオドをうち,帰国したのち日本のバレエ界の問題を「徒弟制度がのこり,バレエ界の進展を妨げている」と鋭く指摘している点が興味深い.ちなみに篠原涼子(女優)と結婚した市村正親氏も彼女に指導を受けたひとりらしい.現在では当たり前の,舞台役者がクラシックバレエの基礎を習得するということを広めたのも彼女の貢献が大きい.

私は,女性が努力で生き抜いていく話が好きである.必然的に,本もそういう類のものはなるべく読むようにしている.(だから,チャングムの誓いにもはまっているのかも)
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# by redsunflower | 2006-03-23 07:31 | 読書録 | Trackback | Comments(0)

研究外日誌

研究者と言えども人間(あたりまえ!)で社会や家庭のしがらみもある.

家族,親戚,兄弟,友人...

研究以外の出来事に時間を費やす日々もいろいろある.

一番大きな要因は配偶者(あるいは同居人?)だろう.

うちの夫は民間企業勤務なので,当然彼の勤務は民間企業の論理で動いている.

これは,「すごい!」の一言に尽きる.まだ,比較的労働組合も機能している会社の部類に入るそうだが,利益を追求するという民間会社の意識は大学だの研究者だの意識とは雲泥の差だ.

経営難の大学とかいろいろ報じられているが,やはり大学は教育(少なくとも,社会に放り出されても生きていける力を身につけさせることを私は教育と定義してるが)を提供し,お金をいただいている,という決意がまだ希薄なのではないだろうか?ビジネス界から大学の経営陣にせっかく招聘されても,抵抗にあって改革が頓挫した例は時々耳にする.もったいない話だ.

うちの夫に言わせると,それでも大企業にはそれなりの非効率が多々あり,それはそれで改善すべき点は少なくないらしい.一番すごいところは,ではどこか?

(できる)中小企業の社長.決断はやし,能率よし,熱意あふれるバイタリティーと工夫.今日実績を伸ばさないと明日は会社がつぶれるかもしれないという危機感がそうさせているのだろう.

研究もこのくらいの姿勢で臨まなくては...
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# by redsunflower | 2006-03-22 10:23 | Trackback | Comments(0)

公開講演会にて

先日某大学の公開講演会に行ってきた.講演者はイギリスの研究者.数年前に彼の論文を読み,とても興味を持った.2時間半以上かけてようやく大学にたどりつくと会場はほぼ満席.一番後ろの補助席があいていたので着席する.

しばらくして,隣の席も埋まった.ふと見てみると,小さな就学前の女の子を連れておられる.ちょっと不安がよぎったが,それでも講演が始まるのを心待ちにしていた.

さて,講演スタート.

不安的中.女の子は隣のお母さんにいろいろ話しかける.小さい声でお絵かきごっこかメモゲームかなにか親子でやりながらお母さんは一生懸命講演に耳を傾けていらっしゃるのだが,その度にこちらの思考は妨げられる.私だけでなく,まわりの聴衆もちらほら何度も視線を投げかけられているが,お母さんはそれに気づかない様子.お母さん自身も時には子供に「うるさいな,静かにしなさい」とか言っておられるが小さな子供に英語の講演会場で聞き分けよと言うのがそもそも無理だろう.ついに,お菓子の袋を「バリバリ...」とし始めた.

「@:;・#%¥:*+...」私の頭の中では思考回路が中断させられ,いろいろな思いが頭をめぐる.

「静かに,っていおうか?」
「いやいや,こちらは大人,我慢,我慢」
「でも,私は今日このために2時間半かけてきてるのよ」
「だから,日本は子供づれて学べないっていわれるのよ」

でも,子供の興味のなさはおさまるどころはますますエスカレートする様子.(そりゃそうだ,子供にとっては3時間も静かに座らせられるのはいい迷惑だと思う)ついに,後ろのブライドをガチャガチャいわせはじめたところで,

「もう少し静かにしていただけません?」

考えるより前に,声が出てしまった.

結論から言うと,結局親子は最後まで講演に残られ,女の子は10分ほど静かになっただけで,相変わらず,周囲に迷惑をかけ,最後はすねて,お母さんに抱っこしてもらい,私の方をにらんでおりました.お母さんはまわりに迷惑をかけたと言う認識は最後までなかったようでした.

後味の悪さだけが残りました.

以前学会で,お子さん連れできておられた方にお会いしました.小学校低学年くらいで,今回の就学前の子供とは比較できないですが,本を10冊くらい持ってきていて,最後まで飽きないように工夫されていました.

子供づれが悪いって言っているのではないのです.ただ,まわりに迷惑になるかどうか,判断してほしいですね.お菓子を与えて「ビリリ..」とか「話しかけてあやすとか」,周囲に迷惑をかけてしまう方法では,時と場を選んでほしいですね.

若手研究者は育児で研究を継続しづらい環境にあるのは事実です.でも,それはそれ,これはこれ,小さな子供をつれて何をしても周囲は好意的であるというのは思い込みでしょう.
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# by redsunflower | 2006-03-20 07:50 | Trackback | Comments(0)