カテゴリ:教育( 115 )

新学期準備

今週から新学期スタート.初日は明後日.

結構,どきどきする.

春からの1年のコースだけど,初日の「締め」を怠ると,てきめんにクラスはダレル.

「びしっと」脅かす引き締める必要がある.

自分が学生の頃を思い出すと,

初回のクラスってやっぱり何か気乗りしなかったものね.

最近はFD(Faculty development)と言って,学期末に学生のアンケートを実施する大学も多いと思う.

学生君たち,いろいろなリクエストをしてくれる.

語学の授業で毎年一番多いのが,

「この授業(テキスト)易しすぎる」=>難しくしてくださーい.
「この授業(テキスト)難しすぎる」=>易しくしてくださーい.
というもの.

つまり,ある学生には易しい,と感じられ,ある学生には難しいと感じられるのだ.

当然,でしょう.

名簿順に授業が割り当てられている現状では,TOEICの700点台の学生から,400前後の学生まで同じクラスにいる訳だから.

今の授業レベルはTOEIC500前後の学生レベルに設定しているから,それ以外の学生はやはり若干の未消化感は残ると思う.


そういうことを,もう一度パワーポイントを利用して,視覚に訴え,
易しく思う人は,授業外学習で実力アップを(ちゃんとその課題も出している)
難しく思う人は,テキストの予習復習で基礎力アップを

と指導するのも初日の仕事.

学生君たちよ.

教員も知恵を絞っているのだよ,キミたちもがんばってくれよな.

と言いたい.

*英語教育に携わるものとしては,ビジネスコミュニケーション能力を測る,TOEICが英語力のものさしになりつつある傾向に必ずしも賛成ではないけど,とりあえず学生がもっとも受けている試験だから例として出しました.*
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by redsunflower | 2006-09-20 08:26 | 教育 | Trackback | Comments(0)

そろそろ新学期.

学会も終わり,一息..

...なんてことはありえません.

そろそろ新学期が始まります.

研究一色モードだった気持ちをこれから教師モードにしていかなきゃ...

シラバス作成.
初日にするインパクトの大きい話のネタを考える(今時の大学生には,やっぱり必要なのですね,これが)
配布物の準備.

結構仕事はあります.後期は2コマ増えるので気をひきしめていかなくっちゃ,時間配分を間違えると研究できなくなってしまううものね.

でも,教えること,やっぱり好きなんですよね.もちろん苦労もあるけど,どんな仕事でもそれはつきもの.

プロとセミプロとアマチュアと違いはなんだろうとふと考えてみました.

アマチュアは「好き」でやっていること
セミプロはそれでお金を稼いでいるけど,困難や苦労を避ける,あるいは見てみぬふり.あるいは,困難や苦労があるということすら気付くことをしないこと.
プロは当然,お金を稼ぐ.その過程で,苦労や困難があっても悩み続けらる人.そうすることが自分が成長できると考えられること.少なくとも努力を続けられること.

やっぱり私は不完全であってもプロでいたいな.
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by redsunflower | 2006-09-11 10:58 | 教育 | Trackback | Comments(0)

どしゃぶり全入時代

今日の雨はすさまじく,家を出て学校に着くまでにずぶぬれになってしまった.傘を差していてもかばんの中までぬれてしまいました.

でも,雨より私の心はどしゃぶり.

今日授業で学生が中学2年生で習う「基本のき」の単語を見事に誤訳してくれた.しかも,本人にはそれがまちがいであるという自覚がまったくない.

「へっ?」という顔をしてるのみ.


今まで,いろんな学生を見て来たけど,こういう反応を示されたのは初めて.こういう英語力の学生が英語を専門に学ぼうと大学にやってくる時代がついにやってきたかと,初めて全入時代の前触れを痛感する.



テキストの英文は中学生レベルだ.結局10行ちょっとの英文を訳させるのに,クラスのほぼ全員を指名する羽目になってしまった.今までも英語力が厳しい学生もいた.でも,minorityだった.今年はmajorityの英語力が「がくっ」と落ち込んでいる.

中学レベルの英語がわからないのに,英語の専門をこれから学んでいくのかと正直かわいそうな気がする.


これでいいんだろうか?
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by redsunflower | 2006-06-26 19:22 | 教育 | Trackback | Comments(0)

Zero tolerance

教育問題について熱い議論が飛び交っていました
http://a-scientist.jugem.jp/


そこで,私も.

zero toleranceとはもともと犯罪学用語.

http://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Zero_tolerance&oldid=58265953"

ひいては,情状酌量のない厳しい方針を示す.
http://www2.alc.co.jp/ejr/index.php?word_in=Zero+tolerance&word_in2=%82%A9%82%AB%82%AD%82%AF%82%B1&word_in3=PVawEWi72JXCKoa0Je


私の授業方針は,このカテゴリーに入ると思う.

遅刻,公欠認めず.理由のいかんにかかわらず,基本的に授業を休んだものは成績(つまり単位取得)に不利になる方針を採っている.

なぜなら,

大学生と言えども基本的な社会のマナーやルール感が欠如している学生が増加しているからだ.「遅刻しない」「カンニングしない」「休んだら自分の責任でフォローする」等,教員が当然のように考えている事柄が,まったく通用しなくなってきている.


よって,寛容度ゼロ方針に転換した.授業初日にはっきり明言する.リストアップし,××したら減点,××したら平常点ゼロ,とか...シラバスにも書く.それだけでは学生はピンとこないと最近わかり,シラバスクイズも行う.あの手この手で,バシッとこちらが求めることを説明&文書化し,学生が「聞いてませんー」という言い訳を許さない.

現状.

授業にはほぼ100%近くの学生が定刻前にやってくる.遅れれば,クイズを逃すので,不利になるからだ.

でも,一応教育者のはしくれとして,ことあるごとに繰り返す.

「社会に出て,遅刻することは,評判を落とすことはあっても,プラスになることは絶対ないから」
とか,
「私は皆さんがいずれ社会に出て行くときに,必要な見識のルールを適用しています.今は,厳しい,と思うかもしれませんが,いつか必ずこの意味がわかる時が来ます」とか.

真の答えが出るのは,早くて数年,いや十数年後だろうな.
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by redsunflower | 2006-06-22 11:32 | 教育 | Trackback | Comments(1)

朝からずっと..

さわやかな梅雨前のお天気も今日で終わりだというのに...

貴重な研究日というのに...


朝からずっと教材作りに追われています.ハイ,教員の仕事.でも,年に数回割り当てられるこの仕事,嫌いじゃないけど,気持ちはあせります.今週はこれで埋もれそう...

ニュースソースで一番すきなのはBBCのサイト.お金も人材も惜しみなく使っているという感じ.それに比べてわが国の公共放送のサイトは教材使用なんて観点がまったく欠けている.使えないよー.

というわけで,まだまだネットサーフは続きます.(続く)
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by redsunflower | 2006-06-08 10:32 | 教育 | Trackback | Comments(0)

研究外仕事

今週はミーティングや教材作成やらいろいろで研究外仕事におわれている.教育者たるもの,教育に時間を費やすのは当然の職務だが,日頃研究と教育のバランスをぎりぎりの線で保っている私にとり,厳しいことだ.

しかし,これも仕事.目の前にいる人間相手の仕事につく限り,手抜きは許されない.

やるっきゃないでしょー,と自ら叱咤激励する.

以前,父親が倒れて看病と学業を両立させた学生のことを書いた.

http://sunnily.exblog.jp/m2006-05-01#2281884
 

先日ばったり彼女と会った.元気に学生生活を送っていて,お父さんも仕事に復帰されたらしい.うれしいニュースだ.これがあるから教職はやめられない.
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by redsunflower | 2006-06-06 19:11 | 教育 | Trackback | Comments(0)

教室内禁句

私は教室内で使用しないようにしている言い回しがあります.

×「日本人は..」.
「?」と思われるかもしれないが,よく本のタイトルになっている「日本人学習者...)」は原則使用しない.教室にいる学生は日本で生まれ育っていても必ずしも日本人とは限らないからだ.在日の学生もいるし,名前が日本風だからだといって,すべて日本人とは限らないこともある.日本語母語話者,あるいは日本語を普段日常語としている人は,と言い換える.

些細なことだが,語学教員として言葉は政治的に正しくありたいと思う.

×「そんなことでは落ちるよ」(学習態度不良の学生に)
「私がお願いしてこの授業をとってもらっているのではなく,あなたの意思で,授業を選択していると理解しています.この授業より人生で大事がことがあるなら,いつでも教室から離れてください.あなたの人生ですから私はあなたの決定を尊重します」
*これは,聞こえようによってはずいぶんきついかも.これを言う時は,落ち着いてゆっくりと英語で言うことが多いです.第二言語で言われる方が学生もすんなり理解できるみたい.

続編はまた後日に.
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by redsunflower | 2006-05-31 19:22 | 教育 | Trackback | Comments(0)

教えることは学ぶこと

何だかエラそうなタイトルだが,私の教師としてのモットーである.

学生とは私とはたかが1週間に数時間授業で教室において会うだけだが,各学生はいろいろな人生を背負ってクラスにやってくることを忘れてはならない.

数年前,父親が病気で倒れて生死の境をさまよった学生もいた.折りしも期末試験直前で,進級判定の厳しい学校のため,彼女は夜は病院に付き添い朝一番の特急に乗って授業を受けに来ていた.毎日それの繰り返し.母親も過労で倒れ,18歳の女の子の肩に,看病と不安がのしかかっていた.「進級は厳しいかもしれない」と思わないでもいたが,毎晩彼女から来るメールに返事を書きながら,何とかできるならば頑張ってほしいと願った.

そして,見事彼女は苦難を乗り越えて,進級した.そしてさらに嬉しいことに父親の症状もリハビリができるほどに改善していった.

たった18歳の学生が,これほどまでの頑張れるとは..心底彼女が偉いと思った.
「先生,全教科試験にとおりました!」と送ってくれたメールは私の宝物である.そして,微力ながら彼女の励ましの一端にかかわれたことを本当に嬉しく思う.

教職に就いて最も嬉しいと思う時である.
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by redsunflower | 2006-05-24 19:54 | 教育 | Trackback | Comments(2)

ベクトル

最近,更新が遅れがち.さらに,コメントをいただいてもなかなかレスポンスができません.

ごめんなさーい.

ただ,ブログを書くことで負担になることのないようにしよう,本末転倒にならないようにと思っているので,勝手ながら「いそがしそ...」ととらえてくださいね.いただいたコメントはすべて拝見し,とても勇気づけられています.ブログを始めるまでは,とても孤独なSOHO研究者でしたから.

この春は,例年の数倍の勢いで研究,発表にとりくんでいるので,てんてこまいです.公募もそろそろシーズンだし(語学系の公募は今頃から夏場までが山場です).

いきいきした時間が増えてうれしいのですが,そろそろ少し疲労も感じだしたこのごろ.うまくペースを配分していかなくては,と考えています.

そういえば,学生も今の時期,新学期の疲れが出てくる頃みたいで,昨日は3人の学生から相談を受けました.といっても,SOHO教員にはオフィスなんてしゃれたものはなく,立ち話の相談です.

クラスで数十人いれば,やはりそのうしろには数十人分の悩みや心配事があるのだなといつも思います.「頑張れ」とは決して言わないようにしています.頑張って何とかなるなら,私に打ち明けたりしないでしょう.頑張れない,あるいは頑張ろうと思うけどできない,から大変なのでしょう.話を聞いて,できている点を十分褒めて,話をしていくと少しずつこわばっていた顔がほぐれていくのがわかります.最後に「なんかあったら,メールしてね」と添えることも忘れずに.
専任ではない私には,踏み込めない領域の問題もあります(たとえば,学校辞めたい,とかいう相談など).大学生を育てるなんてえらそうなことは言えません.でも,私の言葉ですこしでも状況が良くなる方にベクトルが動くなら,うれしいことです.
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by redsunflower | 2006-05-16 17:44 | 教育 | Trackback | Comments(0)

自転車操業

最近,メールとのやりとりで友人の先生と「自転車操業」の話が出た.何のことはない.授業の準備のこと...(J先生,ネタにしちゃいました.ぺこ)


私は,英語を教えております(何度も出てくるな,このフレーズ).でも,専任でないので,いわゆる専門教科は担当できず,一般英語を教えています.(あるいは「教えて」と頼まれれば何でも).

当然ながら,教えるのは英語ですが,そのトピックは何でも来い!です.世界情勢から,経済,ビジネス,政治,etc.もちろんある程度の知識をもっている分野もありますが,まったく初めての耳慣れないトピックもあります.今,扱っているのは何と,「原子力」関係....もちろん,しったふりですますことも可能でしょうが,それは私の根性(あえて言うなら!)が許しません.せっせとgoogleして,日英の情報を集めます.ま,授業で使えるのは1/10あればいいほうだけど.

「自転車操業」とはまさにこのことですね.
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by redsunflower | 2006-05-10 20:20 | 教育 | Trackback | Comments(0)