カテゴリ:研究( 397 )

師弟会話

お師匠さん,とのアポが終わった.(注意:師匠さんはアメリカ人)

productiveにアポを利用するには,それなりの戦略が必要.

こちらはもう卒業生.アメリカの基準ではドクターをとったら,立場的には対等.卒業後も手取り足取り指導なんてありえないらしい(いや,彼の場合,在学中も細かく指導するタイプではなかった.軌道から外れそうなときだけ,ブレーキをかけてくれたか,あるいはジョークでかわされた)

今回,もう一度気になるデータを分析しなおし,その解釈を持ってアポに臨んだ.

「こう..考えるけど,どうでしょうか?」

「今,言ったとおり論文に書け,ただし,アカデミックにな」

すべて,こんな感じで終わった...

では,アポで何も得られなかったかというとそうでない.

自分の考え,分析でまちがってなかった,という自信.あとは,書き直し投稿というハードルをこえるのみという方向を確認できたのは大収穫だ.

ちなみに,お師匠さんは私が投稿したジャーナルのboard memberでもある.だから,真っ先に「今度,readerが変わる」と教えてくれた.

さらに,
「キミの投稿論文はdissertationとしては,いいものだろうだけど,字数制限のあるジャーナル論文としては,情報を取捨選択する必要がある」というのがboard memberからでていた.誰が査読したか知ってる.言わないけど」と続いた.

お,おそるべき情報網.私がdissertationからどこをフォーカスして,どんな論文に仕上げて投稿したか彼は知らないはずなのに..

逆に彼の名前に泥を塗らないように,しっかりした改訂をしなきゃ,と思った次第である.

いつも30分のアポをとってもらっているが,後半はいつもの息子さんの話や自慢の奥様の話に終始した.一流の研究者だけどとても家族思いなのだ.

いいアドバイザーを持って,心より幸せだと思う.
[PR]

by redsunflower | 2006-07-09 17:21 | 研究 | Trackback | Comments(0)

映画づくりに論文改訂を学ぶ

少し古いDVDを買うと,特典として脚本家や監督の解説や感想が収録されていることがある.
中には本編よりおもしろかったりするので,新作は買わずに特典がつくまでわざわざ待ったりすることもある.

アメリカ映画の制作方法は何だか,論文投稿のやり取りと似ていて興味深い.

多くのアメリカ映画では脚本家は何通りもアイデアを出し,徹底的にコストとか,売れ方を意識してみんなで脚本を作り上げるらしい.監督もいくつものシーンをとり,最後にひとつの作品をして仕上げる.だから,撮影終了後半年たってから,シーンの取り直しというのも結構ありだそうだ.

つまり,作品はプロセスを通して作り上げるもの,変更の繰り返しでも結局「売れるほどの作品ができればよし!」ということらしい.

海外のジャーナルも,そう.改訂するうちにオリジナルの形が変わっていくけど,それはそれで最後にいい論文ができればいいのだろう.プロダクトにこだわる日本人的気質では何だか自分のidentityにかかわる,と思いがちだが,どんな一流の研究者も容赦なく査読後に改訂を求められ,それに応じるのだから,要は考え方次第だろう.

映画づくりに,遅々として進まぬ論文改訂を学ぶ日々です.
[PR]

by redsunflower | 2006-06-27 17:45 | 研究 | Trackback | Comments(0)

SOHO研究室

机の上に,いくつもの論文を広げる十分な広さがない,と書いた.仕事が下手なだけかと思ったけど,いつのまにか増え続けた論文が,机のあたりにじわじわアメーバのように広がっている.これは,やはり仕事の質以前に,物理的な広さの問題であろう.

SOHO研究室は仕事スペースが限られている.このあたりで,しっかり見直し計画を立てなくては,今年の夏の研究にも響きそう.

よって,決断しました.

机周りの大整理!

といっても,締め切りの抱える身,締め切り提出物を出してから,この週末にでもとりかかろう.

今は,頭の中でいろいろシュミレーションをする日々(でも,結構楽しいかな)

それが終わればきっと論文もはかどるはず!
[PR]

by redsunflower | 2006-06-20 07:36 | 研究 | Trackback | Comments(0)

基本的な疑問

超基本的な疑問だけど.

論文書くとき,研究分野にもよると思うけど,先行研究とか,本とか,参考図書とかいろいろ手元において,書きますよね.

私もそうしているけど,

ここにきて壁.


資料がうまく整理できない...机の上は資料の洪水.あ,これを参考にしたい,と思う資料はいっぱいあり,つい机においてしまう→資料の山,となる.

これに,辞書とかが加わり,机の上は見るも無残になっております.

生産性悪いなあ.

なんか工夫しなきゃ...

他の人が論文書いているところ,ちょっと拝見したい気持ちです.
[PR]

by redsunflower | 2006-06-18 06:40 | 研究 | Trackback | Comments(0)

久しぶりに.

久しぶりの研究ネタ.

進まない研究,増える仕事...

学会ラッシュが終わったと思ったら,今度は仕事ラッシュ.そろそろ期末試験の作成とか,プロジェクトの計画とか通常の仕事プラスアルファが増えてきた.

論文書けないよー,と焦る.

しかし,ここが正念場.

あきらめず,あきらめず,すすんでいこう.

授業の方も,あとおよそ1ヶ月.それが終われば研究に専心できるぞっ.
[PR]

by redsunflower | 2006-06-14 07:45 | 研究 | Trackback | Comments(0)

学者も医者も芸者も役者も...


”江口吾朗 (発生生物学者、元熊本大学学長)

「世に“者”の付く職業が三種ある。
医者と学者と芸者だ。

この三者は、お座敷が掛からねば一人前ではありません。
お座敷が掛かったら、たとえ悪条件でも出向き、必ず新しい仕事を手掛けなさい」 ”



http://sunnily.exblog.jp/m2006-04-01#1587375

と書いた.

「お座敷」がかかった.
某教育財団から発表依頼がきた.研究というより実践教育に関する発表依頼である.

専任でもない私に?と思ったが,ありがたくお受けすることにした.自分の教育実践を誰かに伝える場をいただけるのは,嬉しいことだ.「どう伝えるか」は思案するところだが,工夫してみよう.

その直後に,西日本横断の学会3連続(死のロード?)があるけど,乗り切ればまた違う景色が見えるかもしれない.

この夏はBig Waveにチャレンジ!
[PR]

by redsunflower | 2006-06-02 21:20 | 研究 | Trackback | Comments(0)

評価~軍用パイロットを採点する

私のブログには,相容れなさそうなタイトルだが,実は私の研究と一部重なる点があるのでとりあげます.

文献を探していておもしろいものを見つけた.

NASAのパイロットを評価するraterのトレーニングについて述べたもの.



軍用機のパイロットのパフォーマンスを公正に評価するには,どのような点に考慮すべきなのか,果たしてraterトレーニングは有効なのかどうか,等々.

日本のSDFでも,こんなことやっているのかしら?

まさか年功序列や階級で何となく評価している..なんてことはないでしょうね.

いまさらながら,学問と実践が一体化され,それをdocumentationしていく文化に驚かされます.

そういえば,去年国際学会に,NATOの軍人さんが来てました.興味津々で質問すると,NATOは多言語を使用するため,言語習得は重要な課題なんだと教えてくれました.

「ほーー」とカルチャーショックを受けましたよ.

ちなみに論文は次で読むことが出来ます.
http://www.air.org/publications/pubs_workforce_team.aspx


[PR]

by redsunflower | 2006-05-30 17:17 | 研究 | Trackback | Comments(0)

国際学会留意編1

学会に行くデメリットと言うより,心構え編.

「行って損はなし」とは言うけど,体はひとつしかないわけで,シーズンともなれば毎週のように学会があるので,上手に取捨選択しないと得るものよりも失うものの方が多くなってしまうかも.

特に国際学会の場合.ひとりで海外(北米圏)に行く際の留意点を.

特に恵まれている人でもない限り,旅行会社の学会ツアーで行く人はいないだろう(コストがかかりすぎて普通は行けないだろう)自分で航空券とホテルと予約していく人がほどんどのはず.特にハイシーズンの学会は早めに準備するにこしたことなし.

一人旅で長旅になるからと言って,あまりにもカジュアルな服装は避けたほうが無難.いくら学会のinvitationを持っていても,「それなりの」服装をしていなければかえって怪しまれる可能性大.イラン戦争勃発直後にワシントンDCであった学会に参加した際,オーストラリアから来たある女性研究者はラガーシャツを着ていたため,不審に思われ入管で1時間もみっちり取調べを受けたそうだ.入管いわく,「疑われる方が悪い!」だったそうな.

無駄な時間を費やさないために,invitationは必ず貴重品と一緒に,持ちましょう!場所によっては同時期に2,3の学会が開かれることもあるので,学会名はフルネームで応えられるように機内で練習しておきましょう.

どうしても「若くてバックパック背負っている男性」への検査は厳しくなりがち.にこやかに愛想よくふるまうべし.逆らってもいいことなし.

時差ぼけ...これに対する有効な手段は私も知りたいです.誰か秘策を教えてください.
[PR]

by redsunflower | 2006-05-29 21:17 | 研究 | Trackback | Comments(2)

学会のメリット

最近は,春の学会ピークである.

「学会へ行こう」と母校でプレゼンを頼まれるたびに繰り返している.

学会に行くメリットは何か?

発表する場合
1.abstarctを出す際に,研究材料を絞り込む.あるいはそのために事前に研究をスタートさせる
2.プレゼン準備のためデータ分析をとにかく進める.
3.資料をあつめ参考資料を整理する.
4.予稿のために,論文作成のスタートをきることができる
5.発表の際の質疑応答で,考察が深まる
6.発表後,論文作成への道筋がつく

他のプレゼンを聞く場合
1.同種テーマの場合,当然ながら参考になる
2.類似テーマの場合,自分の研究で知らない領域のことを知ることができる
3.ハンドアウトの参考文献が,文献検索のヒントになる
4.(箸にも棒にもかからない研究の場合)「へえー」とそれはそれで勉強.
でも,ひとつの学会で必ずひとつや二つ収穫は絶対ある.新しい出会いだったり,研究テーマのヒント,あるいは知的刺激などいろいろ.

最後に,学会の前後はまとまって移動する時間があるので,絶好の文献読破のチャンス.この副産物の恩恵も忘れてはいけない.
[PR]

by redsunflower | 2006-05-28 18:50 | 研究 | Trackback | Comments(1)

プレゼン自己採点「可」

今日の学会でのプレゼンは,自己採点では「可」.大いに反省する.

英語でのプレゼンの場合いつもは事前に自分で通しのリハをするのだが,今回は直前までスライドの手直しをしていて,通しではできなかった.

原稿をつくらず,聞き手の反応を見ながら発表するのが私のスタイルだが,やはり通しリハはしておくべきだった.忙しいという言い訳はなし.私の戦略的ミスだ.発表自体は「興味深い」といっていただいたが,よいプレゼンをするのは研究発表者の義務と考えればパフォーマンスにも辛口にならざるを得ない.

初心にかえって,次回から肝に銘じよう.

[PR]

by redsunflower | 2006-05-27 23:02 | 研究 | Trackback | Comments(0)