「源氏物語」島村洋子 双葉社
今年は、源氏物語が世の中に出てから(と確認されてから)1000年目だそうな。。
マスコミや書評などでもよく目に付き、源氏物語に対する興味がふくらんでいました。 だって、高校のときの古典の教科書では、 「いづれの御時にか。。」とか「須磨にはいとど。。」とかごく一部しか習わなかったし、 断片的な知識では、光源氏の女性放浪、とか今だとスキャンダラスなエピソードがいっぱいという感じだったのですから。 もちろん、最初からあの膨大な量を読むエネルギーはないので、源氏物語のあらすじがわかる1冊の本を図書館で借りてきました。。 夜中2時まで一気に読了。 もちろん、艶やかなエピソードがいっぱいで、ほー、というか、 今の基準で考えると、 「何考えているの?!」 と突っ込みをいれたくなるストーリーではありますが、 逆に、人間の性(サガ)とか、哀しみなど この物語が1000年前に書かれていたことに改めて感心します。 それにしても、教科書にこの源氏物語の艶っぽい(なまめかしさ?)を入れるのは苦労だろうなと拝察します。 やはり、無難な冒頭や須磨の生活ぐらいの描写あたりに落ち着かざるえないでしょう。 ただ、この文学の真骨頂は十代より、ある程度の年齢を重ねたものでないとわからないかもしれませんね。与謝野晶子や瀬戸内寂聴氏らが、人生の後半をすぎたころから、現代訳に取り組んだというのも理解できます。 いつか、サマリーでなくて、すべて読んでみたい(もちろん現代語訳で)と思った私です。
by redsunflower
| 2008-06-03 12:34
| 読書録
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