「オニババ化する女たち」 三砂ちづる 光文社新書

仕事、仕事のGWでも、やっぱり普段よりちょっぴり精神的余裕があって、

図書館で10冊本をかりてきました。眠る前のひととき、本を読むシアワセ…

で、久しぶりの読書録。

以前から、その強烈なタイトルだけは印象に残っていたので、図書館で迷わずゲット。
副題に「女性の身体性を取り戻す」とあります。

前半はなかなか興味深かった。

女性の身体が、戦後数十年のあいだに、それまで伝承され、受け継がれてきた「力」を失ってきたという視点。昔の女性は月経血すらも、コントロールする術を知っていたとか。日本の助産婦(士)制度が世界にまれをみぬ女性の本来の出産に寄り添ったものであったとか、それが病院で出産することが当たり前になり、本来女性が体験すべき「かけがいのない経験」が、おきざりにされてしまったとか。日本では、母性保護の観点が希薄であったという主張も納得がいきます。

ただ、作者が
「この本で取り上げたことは、科学的な根拠のあること、あるいは、ただ、私の気付きに過ぎないこと、が混じっています」
とあるように、

問題の解決策として、

早婚、早出産、充実した性生活、

と述べているには、違和感を感じます。セクシュアリティの流れが悪いと病気になる、つまりオニババ化の原因とまで書いておられますが、こう断定調でいいのか?と思います。

それにしても、本って、インパクトのあるネーミングが大切ですね。このタイトルでなければ、決して手に取らなかったでしょう。
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by redsunflower | 2007-05-03 14:20 | 読書録 | Trackback | Comments(0)

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