査読いろいろ

風邪にかかっている真っ最中に,

9月に投稿した論文が戻る.

訂正が結構入っている...



査読者もいろいろ.

特に日本のジャーナルの場合,

私の研究分野では

査読者の専門分野など関係なしに(つまり自分で論文を書かない人でも),

有名大学の教授だから,

という理由で査読者に選ばれることも多い.

だから,内容が今ひとつ理解できない場合は,

大抵,

「絶賛してコメントほとんどなし」



「内容ではなく,文章の書き方の訂正指示」

がついて戻ってくる.

中には,はっとする鋭い指摘があり,これは論文投稿のかけがいのない恩恵なのだけど,
あまりそういうコメントはいただけない.


今回もどってきた論文は,

英語の字句の訂正が多い.

「何だか学部生に対する指導みたい」

な感じ.


でも,ほんとうにそうかな,内容を理解しきれてないんじゃないの,と思うコメントもある.

そういう時は,職場の英語母語話者に質問攻撃!

みんな忙しいし,ひとりの人にいつも頼りきるのはやっぱりどうかなと思うので,なるべく満遍なく1つ2つずつ質問する.どんなに忙しくても

「I have two minor questions..」とかいうと大抵みんな教えてくれる.(たまに,お礼にチョコとか送ることもあるが,代わりに日本語の訳が必要な時はなるべくいつもお手伝いするようにしてる.)

昨日もそうした.

私のオリジナルの英語が本当に査読者の言うとおり,理解不可能なのか,英語母語話者としての判断を聞きたい,というと,

「私は理解できるけど,査読者がredsunflowerの論文の内容が理解できてないんじゃないの」

とある質問に答えてくれた.

でも,その上で

「もうちょっと「誰にでも」わかるようにするには,○○とか付け加えるといいと思うわ.」

とのアドバイス.

なるほど,と思う.

英語非母語話者が,

語学の研究論文を英語で書いていくには,やっぱりこういう地道な努力をつづけていくしかないだろうな.

今日は,論文を修正して,またその部分を他のネイティブ同僚の先生にみてもらうつもり.

カメのように歩むのみ.
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by redsunflower | 2006-11-23 08:48 | 研究 | Trackback | Comments(1)

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Commented by Makkurikuri at 2006-11-23 10:37
正しく書いてあるのと、分かる様に書いてあるのは違いますよね。
それに気づいてから、一時期自分の英語論文はかなり饒舌になりました。
最近は、またシンプルな方向に回帰してますが・・・