「落ちこぼれてエベレスト」野口健 集英社

図書館から借りてきて一気に読了.

作者はおなじみ「アルピニスト野口健」.彼の7大陸最高峰世界最年少登頂記録と彼の生い立ちをつづったもの.

外交官の息子らしい,ということは知っていたが,ところどころ出てくる彼の父親もユニークな外交官である.時には外務省と渉りあって,「本国のエリート」になるよりも,「外交官」であることを追求した人らしい.

少年時代母がエジプト人であったという理由で,母国日本でいじめられた少年.父が心配していれたイギリスの全寮制の学校でも,成績が振るわず完全に本人いわく「落ちこぼれ」.そんな時に出会った植村直己氏の本で,山に自分の人生のリセットと目標を立て,挑んでいく.

それにしても,山登りとはこんなに厳しいものなのか.登山途中にいくつも目にする過去に登山中に命を失った登山家たちの遺体,それをいくつも見ながら,じぶんもいつそうなるか考えながら登る.想像できない世界だ.

彼がシェルパの娘さんと結婚していたこともあったと知り,それも驚かされる.残念なことに結婚生活はすぐ終わってしまったが,とにかく「熟慮より行動」というタイプの人らしい.

目標もアプローチも違っても,前向きな人の経験からは何らかのエネルギーがもらえる.
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by redsunflower | 2006-08-27 15:57 | 読書録 | Trackback | Comments(0)

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