映画づくりに論文改訂を学ぶ

少し古いDVDを買うと,特典として脚本家や監督の解説や感想が収録されていることがある.
中には本編よりおもしろかったりするので,新作は買わずに特典がつくまでわざわざ待ったりすることもある.

アメリカ映画の制作方法は何だか,論文投稿のやり取りと似ていて興味深い.

多くのアメリカ映画では脚本家は何通りもアイデアを出し,徹底的にコストとか,売れ方を意識してみんなで脚本を作り上げるらしい.監督もいくつものシーンをとり,最後にひとつの作品をして仕上げる.だから,撮影終了後半年たってから,シーンの取り直しというのも結構ありだそうだ.

つまり,作品はプロセスを通して作り上げるもの,変更の繰り返しでも結局「売れるほどの作品ができればよし!」ということらしい.

海外のジャーナルも,そう.改訂するうちにオリジナルの形が変わっていくけど,それはそれで最後にいい論文ができればいいのだろう.プロダクトにこだわる日本人的気質では何だか自分のidentityにかかわる,と思いがちだが,どんな一流の研究者も容赦なく査読後に改訂を求められ,それに応じるのだから,要は考え方次第だろう.

映画づくりに,遅々として進まぬ論文改訂を学ぶ日々です.
[PR]

by redsunflower | 2006-06-27 17:45 | 研究 | Trackback | Comments(0)

トラックバックURL : http://sunnily.exblog.jp/tb/2637975
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。