「人生は楽しんだ者が勝ちだ 私の履歴書」米沢富美子 日本経済新聞出版社

とりあえず論文を英語校正に出した。今回は語数も多いので費用も高くつく。referencesを自分でしっかり確認することにして、語数を減らして節約した。投稿前に2回チェックを受ける予定である。一年間校正受け放題というサービスがあるので、少々高くても経費と考えよう。

さて、一息ついたところでここのところあまり時間がとれなかった本の紹介をしたい。

作者は以前にも私のブログで幾度か紹介した物理学者。日本物理学会会長に女性で初めて選出された方だ。
この本は彼女の生い立ちを紹介するところから始まる。戦争で幼くして父を亡くされ、女ばかりの家族となりかなり苦労されたようだ。

しかし、私が痛感したのは、

天才はうまれついて天才なのだ。世の中にはそういう人もいるんだ、という点。
まだ小学校に上がる前に、母親から説明してもらった幾何を即理解したとか、
九九が覚えられない同級生に、覚え方を伝授したとか、
中・高での秀才ぶりとか、

すごい人は子供の時からすごいんだと納得してしまった。

ただ、彼女は単に才能だけで生きてきた人ではない。子育てしながら、学者としてキャリアを積むためには努力を惜しまなかった。証券会社に勤める夫と切磋琢磨して、すばらしい業績を上げてこられた。また、幾度の命に係わる手術を受けながらも、奇跡的ともいえる回復をされ、時には医師をも驚かせた。

最愛の夫を亡くされてからは、「論文を一本も執筆できない」状態があったらしいが、それを乗り越えられ、さらに人生を進んでおられる姿は圧巻である。分野は全く異なるけど、素晴らしい女性研究者の存在は、大きな励みになる。

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by redsunflower | 2015-05-20 11:41 | Trackback | Comments(2)

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Commented by princessc at 2015-05-21 00:24 x
わー、redsunflower さん、校正に出したんですね!えらい!すごい!
私はまだ...もうちょっと、と思ったところからが長いです。ため息です。
Commented by redsunflower at 2015-05-25 08:05
princesscさん。私の場合は論文なので、長いといってもたかがしれております。princesscさんの執筆とは比べ物になりませんが、それでも執筆開始から熟成ほぼ一年ものです(笑)。校正費用がかかった分、アクセプトまで頑張ります。