「大発見」の思考法 (文春文庫)山中信弥 益川敏英著
気分が落ち着かないときは本を読むのに限る。
良書と出会うと、たとえどんな環境におかれていても読んでいる間だけは、現実の問題を忘れ、自分の世界に入ることができる。 少し前に読んだ本。「捏造の科学者」を読む少し前ごろだろうか。 読み終えたとき、すがすがしい気持ちになり、背筋がピシッと伸びる気がした。 この本の執筆時は、山中先生はまだノーベル賞受賞前だったが、すでにノーベル賞受賞されていた益川先生との対談においても堂々と語り合えるものを持っておられると感じさせられた。 おふたりとも研究人生において、当然ながらうまくいかないときもあったことを正直に語られている。具体的なエピソードも豊富だ。研修医時代にかなり強烈な体育会系指導(!)を受けたらしいが、今頃当時の指導ドクターは「えらいことしたなあ(失敗した!)」と思っているだろうと想像する。 折に触れて読み返したいと思った本。
by redsunflower
| 2015-02-27 11:54
| 読書録
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