学会番外編
広島には私が日本で一番気に入っている美術館がある。
「ひろしま美術館」 所蔵作品も素晴らしいのだが、なんといっても美術館の空間がいい。日本の美術館は多くは安全を考えてか、箱形のビルであることが多い。東京のブリジストン美術館も大好きだけれども、ビルの中だ。 20代のころパリに行って、ある美術館に入り、展示されている絵のそばの窓からセーヌ川が見えて、「絵と一体化した美しさ」に言葉を失うほど感動したことがあった。 絵と調和した建物、それがひろしま美術館である。円形状の展示室にドガ、ローランサン、ピカソ、マティス、デュフィ、ロートレック、スーラなどの作品が並ぶ。広島の中心地に位置するが、混雑しておらず、絵と一体となるような不思議な感覚を覚える。 今回は、シンポはパスして、会場大学から直接美術館へ足を運んだ(こういうとき、スマホアプリは便利。わかりにくいバスの接続も、すぐ検索できた)閉館まで1時間弱しかなかったが、久しぶりに絵たちに再会を果たした。特に心奪われたのはゴッホの絶筆といわれるドービニーの庭。この絵を仕上げて2週間後にゴッホはピストル自殺した。絵は、緑が色彩豊かに描かれていてとても明るい印象なのに。 美術館では学会参加者と思われる方(学会バックがかなり目立つ色だったので)がほかに数名いらしたことも、(ひっそり)うれしさを感じた日でもあった。
by redsunflower
| 2014-09-04 07:37
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