教えることは学ぶこと

何だかエラそうなタイトルだが,私の教師としてのモットーである.

学生とは私とはたかが1週間に数時間授業で教室において会うだけだが,各学生はいろいろな人生を背負ってクラスにやってくることを忘れてはならない.

数年前,父親が病気で倒れて生死の境をさまよった学生もいた.折りしも期末試験直前で,進級判定の厳しい学校のため,彼女は夜は病院に付き添い朝一番の特急に乗って授業を受けに来ていた.毎日それの繰り返し.母親も過労で倒れ,18歳の女の子の肩に,看病と不安がのしかかっていた.「進級は厳しいかもしれない」と思わないでもいたが,毎晩彼女から来るメールに返事を書きながら,何とかできるならば頑張ってほしいと願った.

そして,見事彼女は苦難を乗り越えて,進級した.そしてさらに嬉しいことに父親の症状もリハビリができるほどに改善していった.

たった18歳の学生が,これほどまでの頑張れるとは..心底彼女が偉いと思った.
「先生,全教科試験にとおりました!」と送ってくれたメールは私の宝物である.そして,微力ながら彼女の励ましの一端にかかわれたことを本当に嬉しく思う.

教職に就いて最も嬉しいと思う時である.
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by redsunflower | 2006-05-24 19:54 | 教育 | Trackback | Comments(2)

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Commented at 2006-05-25 08:30 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by redsunflower at 2006-05-25 11:59
励ましのコメントありがとうございます.公募で見事助教授になられたとのこと,おめでとうございます!そんな先輩がいらっしゃることに大いに勇気付けられます.私もあきらめないで精進いたします.単身赴任とのこと,お体に気をつけてお過ごしくださいね.とっても元気付けられた赤ひまわりでした.