英語”外”教育

私は,英語を教えております.はい,大学で...

しかし,今は英語だけを教えていればよい,という世の中ではありません.

特に気になるのは大学生の日本語と基本的マナーの欠如.
そこで,英語の授業でも「ここまで言うか」というほど細かい注意をいたします.

学生の敬語の乱れは言われて始めて久しいですが,大学の教員に「..って何?」と平気で尋ねてくる学生は数え切れないくらい存在します.そういう時,私は,ひたすら敬語を使って返答します.

「,,,ということです.わかりますか?」等々.

勘のいい学生ならば,すぐに切り替えができ(code switchといいます)敬語で応答するようになりますが,少数です.

「それって,こういう意味?(あるいは,単に「わからん」とさらに続ける学生.最後の最後まで「友達言葉」を使用するのにまったく違和感がない学生も多数存在します.要するに悪意があるのではなく,知らないのです.「敬語」の存在を.あるいは学生たちの過去の教師とのかかわりが「教師とは敬語を用いずに話す相手」と誤ってインプットされているのかもしれません.

折を見て,授業の合間に伝えます.英語にも敬語が存在すること,社会に出てからは,正しい英語を話すよりもTPOに応じた英語を話す方が評価が高くなること等を説明し,母語である日本語の敬語を正しく話せない人は第二言語で話せるはずがないし,その意識も育たないと...

また,クイズや提出物を教員に手渡す時に,バラバラの状態で片手で渡す学生も大多数です.
そこで,やはり私は最前列の学生にこっそり「両手でね」とか「そろえてね」とかささやきます.「将来,就職の説明会で差がつくわよ」と付け加えることを忘れずに.すると意外と皆,聞き耳を立ているがわかります.名づけて「ささやきリレー作戦」.学生は,「そんなこと知らなかった」とキョトンとしていますが,たいてい素直に受け止めます.こちらがびっくりするくらい.

私は英語を教えています.でも,英語は卒業したら使わない学生がいるかもしれませんが,敬語とマナーは社会人の基本です.だから,きょうも老婆心ながら,英語”外”教育にもせっせと励みます.    完
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by redsunflower | 2006-05-08 21:52 | 教育 | Trackback | Comments(0)

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