本業の話

本業は英語教育が研究テーマの私。

今年は、ある英語教育の大家(伝道師ではないかと私はひそかに思っている)である某先生を勤務校の非常勤講師にお迎えして、いろいろ技を「見て盗み」ました。授業を拝見することはできなかったのですが、帰宅の際に、あれこれ質問して学ぶこと大なり。いくら著書や論文を拝見していても、直接の会話から学ぶことって貴重でした。

数年前からある指導法を授業に導入していたのですが、そこそこ成果は出せても今一つ満足できない、そんな壁を今年はようやく越えることができたと思います。学生のスコアにも成果が表れはじめました。まだまだ課題もありますが、ひとつずつ乗り越えていこうと決意を新たにしています。

よく誤解されていますが、「この指導法で教えればOK.この学習法でOK]という魔法の方法はありません。英語教育史上最も成功したメソッドは「Army-method」というアメリカが第二次世界大戦中に敵国の言語のエキスパートを養成する為にエリート教育を実施した方法と言われていますが、これだって、基本はパターン・プラクティス中心、つまりひと昔まえにLLで主流だった方法です。でも、平和時の学校ではあまり成功しなかったのです。つまり「落伍者は即、戦場行き」という究極の環境の中では、どのような方法でも学習者は死に物狂いで学ぶでしょう。

言語習得には、教室以外で対象言語が使用されていない日本のような国においては、学習者のモチベーションをいかに高めるのかが大きな課題です。特に、英語非専攻生は「大学入試が終わったら英語学習も終わり」と思っている学生も多いことも事実。世間はグル―バル化と言っても、豊かな環境で育ってきた彼らに危機感はあまりありません。大抵、就活の時に気づくのですが時、すでに遅し。そうならないように入学後の1年次の教育をどのようにするべきか試行錯誤してきたのですが、道が少し開けてきました。ただ、問題なのは、私個人で実施してもヤマを動かすにはならないこと、何とか、同僚や大学全体で取り組むことができればと思います。そのためには、成果をちゃんと発表して、周知をはかっていこう!
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by redsunflower | 2013-02-07 11:16 | 教育 | Trackback | Comments(0)

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