トレンド

トレンディドラマ、

というのが一昔前に流行りましたが、

今、トレンディリサーチというのでしょうか。

少し前ですが、3月の国際学会で、ひしひしと感じましたので、今日はそれについて一言。


もともと、TESOLは研究分野として新しく、かつ学際的な領域ですので、

過去数十年においても

トピックにはやり、すたれ、

を繰り返しています。

こう書けば、非常に世俗的すぎるので、アカデミックには、格調高く(?)

the swing of the pendulum

などと記されています。


例えば、文法を教えることに関して、

「コミュニカティブ・アプローチ」がもてはやされたら、

非常に懐疑的になったり、

でも、しばらくすると

やはり文法は必要だ、となったり、、、


発音も同様。

現在、発音に関する研究なんて、すっかり主流ではなく、

「端の端!」の扱いです。


で、3月のAAAL。

まさしく、トレンディなトピック満載でした。

Second Language Acquisition(第二言語習得)ではなく、
Second Language Use(第二言語使用)、社会の中で第二言語がどのように使用されているか、という研究が、主流でした。

もちろん、Second Language Useも大事ですが、Second Language Acquisitionも研究すべき点はまだまだあるのですから、こちらをmarginalizeするのはどうかと思ったわけです。
(だから、発音研究やリーディングの研究がスミに追いやられているわけ)

学会でお会いした恩師に疑問をぶつけるとDr.Rも同じ意見でした。
「ぼくは、こんな学会ならしばらく来ないね」ともおっしゃっていました。

もうひとつ、Dr.Rが指摘されたこと、
量的手法と質的手法のミックスした研究があちこちで発表されていましたが、(これも流行!)

研究としてrigorousnessに欠く、ともおっしゃっていました。

だって、インタビューを量的研究で結果が出た後行っても、それは、インタビューから何かを引き出したのではない。量的研究のフォロ-アップにすぎない、つまりrigorousnessに欠ける手段だ、ということです。

TESOL関係の皆様はどう思われますか?
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by redsunflower | 2009-05-21 10:36 | 研究 | Trackback | Comments(0)

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