「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」遥 洋子著 ちくま文庫

連休中に久しぶりに旧宅へ戻り、一日中草ひきをしました。

今、何とか手を打たなきゃ、夏には庭に足を踏み入れられないくらい草がボーボーになります(昨年の苦い経験)

翌日は、やっぱり筋肉痛でした。^^;

で、久しぶりの旧宅の本棚から以前読んだ本を数冊持ち帰り、久しぶりに読み直してみました。

この本もその一冊。

まだ、ドクターの学生の頃に読んだのかな?何となく自分の研究分野以外のことが気になって。。。

やっぱり

「東大」、「上野千鶴子」が強力キーワードで惹かれたのは事実です。

で、今は、

「ケンカを学ぶ」、

ところに惹かれました。ハイ。

芸能界で若くない(といっても私より年下だけど)独身女性タレントは、結構厳しい立場だと著者は説く。

もちろん、仕事にもよるのだろうけど、少なくとも著者の仕事現場では、

「女はだまれ」
「行かず〇家のおまえに何がわかる」

など日常茶飯事だったそうで。しかもオンエアでも。

TV番組とはいっても、影響力はある、何とかして、「瞬時に議論に勝つ方法」を求めて著者は東大の上野ゼミに留学(!)するのである。タレントと言っても、容赦なく上野ゼミでは一般の学生と同じように猛勉が求められ、仕事との両立でフラフラになりながら、でも真摯に向かっていく。上野教授の描写も天下一品だけど、東大生のゼミメートや、上野ゼミを訪れる研究者の話もなかなかなものである。

時々、研究の真髄をついた言葉が、著者のわずか一年のゼミ生活の中で、語られているのを目にすると、
本物の研究の厳しさの中でしか、研究の真実は見えないのだと改めて思う。


さて、ケンカの話だが、

「相手にとどめをさしていはいけません」と上野教授は言ったそうな。

その理由が最高。

「その世界であなたが嫌われ者になる。それは得策じゃない。あなたは、とどめをさすやり方を覚えるのではなく、相手をもてあそぶやり方を覚えて帰りなさい」(p.24)
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by redsunflower | 2009-05-07 13:50 | 読書録 | Trackback | Comments(0)

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